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駒止湿原 水無谷地

今回は水無谷地をご紹介します。

 水無谷地の看板は白樺谷地と水無谷地の間に在るのではなく、昭和村側の入り口にありますので、南会津町(旧田島町)側から駒止湿原へ入った方は、もしかしたら眼にしていないかもしれません。

水無谷地
□面積 8.3ヘクタール
□特徴
 水無谷地は、他の湿原とは別の、入冷湖沢の谷頭に発達した湿原である。南北に細長い湿原であるが、西側の山が比較的急傾斜であるのに対して東側の傾斜は緩いいくつかの支谷に沿って広く湿原が発達しており、全体として枝別れの多い複雑な形になっている。泥炭層の厚さは2.3mで、ほぼ白樺谷地に等しい。その発達の始まりは三つの湿原のうち最も古く、およそ2万年前とみられている。その大部分は遊水低木林やせいぜい低層湿原までの繰り返しであったが、他の二つの湿原と同じくおよそ千年前から高層湿原に向けての急速な発達に至り、現在の景観となったのは数百年前とみられる。
 水無谷地の特徴的な景観は、木道の東側からその奥に広がる支谷の湿原とそのブナ林である。駒止湿原では、戦後の深刻な食糧不足に対応して大規模な開拓が行われ、ブナ林もほとんど伐採された。水無谷地の西側の斜面を被う林は、そこに回復した二次林であるが、東側はこの伐採を受けずに残った原生林である。谷が緩いため、湿原の影響を受けてサワラやキタゴヨウなどの針葉樹の混交が特徴である。湿原の方は、広くイボミズゴケの密な群生が広がり、所によってオオミズゴケやアオモリミズゴケの繁茂を見ることができる。


白樺谷地と水無谷地の間にある森の中にも木道が続きます。
駒止湿原 水無谷地_f0048546_554270.jpg


駒止湿原 水無谷地_f0048546_5554868.jpg

駒止湿原 水無谷地_f0048546_556336.jpg

駒止湿原 水無谷地_f0048546_5563034.jpg

駒止湿原 水無谷地_f0048546_5565470.jpg


そして、同じ木道を通って駐車場へ向かいました。
駒止湿原 水無谷地_f0048546_557587.jpg

Commented by みーたん at 2007-05-31 12:17 x
どこをどうたどってか、こちらに行き着きました。 はじめまして。
水芭蕉・・昔 尾瀬を歩いたことを思い出しました。  空気が澄んでいそう、歩きながらいっぱい深呼吸したい気分になりました。  しばしの休息をありがとう。
Commented by peanut-street at 2007-05-31 14:09
この木道を歩きながら小鳥の声を聞いて、美味しい空気を吸って
熊に遭遇して?!いいですねぇ。
Commented by kamoshiday at 2007-05-31 17:54
水芭蕉が綺麗ですねぇ!こんな森の中を歩くのは気持ちいいでしょうね。
歩いてみたい!
Commented by geiei at 2007-05-31 20:51
みーたんさん、こんばんは。そして、はじめまして。
 尾瀬は遠いですが、この駒止湿原なら比較的楽に行けるので大好きです。
 
Commented by geiei at 2007-05-31 20:53
ばななさん、こんばんは。
 熊に遭遇は嫌ですが、湿原の景色は最高ですよ。
Commented by geiei at 2007-05-31 20:54
kamoshidayさん、こんばんは。
 是非是非、この駒止湿原にお出で下さい!!
Commented by toyo5014 at 2007-05-31 23:25
この花の道は素敵ですねぇ。花の名前は水芭蕉でよろしいのでしょうか。
いいですねぇ。本物を見てみたいです。
Commented by geiei at 2007-06-01 06:31
toyo5014さん、おはようございます。

> 花の名前は水芭蕉でよろしいのでしょうか。

 そうです水芭蕉です。もう、水芭蕉の季節は終わりですが、来年は是非お出で下さい。
by geiei | 2007-05-31 06:00 | 自然 | Trackback | Comments(8)

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