駒止湿原 白樺谷地
2007年 05月 30日
白樺谷地の入り口にある看板は以下のとおりです。
白樺谷地
□面積 5.7ヘクタール
□特徴
白樺谷地は、大谷地と同じ焼山沢の支谷に発達した湿原であるが、もともと低平な広い谷であったようで、湿原の形も大谷地のように複雑ではない。泥炭層の厚さは2.5mで、大谷地よりは厚いがシルト層はない。泥炭層が堆積し始めた時期は、およそ1.5万年前とみられるが、その大部分は湿地林や遊水低木林、あるいはせいぜい低層湿原などの繰り返しであったが、途中にサワラやキタゴヨウの針葉樹湿原の時代があったことが注目される。千年前以降は大谷地と同じく急速な発展を見せ、ヌマガヤの中間湿原を経て高層湿原に達している。
白樺谷地は南部が特によく発達した高層湿原の景観を見せ、チャミズゴケやイボミズゴケの密な群落が凸地を形成し、凹地にはワタミズゴケやハリミズゴケの繁茂を見る。中部はサワラやキタゴヨウの針葉樹湿原が広がり、北部はまたイボミズゴケの群落となるが、その上にツルコケモモの旺盛な繁茂があるのが特徴的である。
大谷地から白樺谷地の間は300m位熊笹に覆われた道を歩きます。
ステラさんが楽しみにされていたワタスゲの状況はこんな感じです。
白樺谷地のほぼ真ん中には島のように低い針葉樹が生えていますが、1本だけ高い木があって、どうやら雷がこの木を直撃したらしくコゲた部分がありました。
タテヤマリンドウが小さな小さな花を咲かせていました。
機会があれば是非訪ねてみたいですねぇ。
あと2週間もすれば、この大地がワタスゲで真っ白になるんですよ。その頃に是非お出で下さい。絶景ですよぉ!!
このタテヤマリンドウは花の大きさが約1cmと小さいですが、この時期の青い花の色は、とても存在感があります。