東滑川ヒカリモ公園には2つの特徴があります。
一つは公園の名前にもなっているヒカリモです(詳しくは看板に書かれていた内容をテキスト化したのでご紹介下さい)。
二つ目はグミ島です。日本にこんな島が在ることを初めて知りました。島の名前も魅力的ですが、島にとまっている鳥が鵜であるならば更に魅力的に思えることでしょう。
ヒカリモ(光藻) ~神秘的な輝きを放つヒカリモの発生地~
ここ滑川浜のヒカリモは、2005年12月に初めて発見され、その後の調査で、 さらに周辺に数カ所のヒカリモの生育が確認されました。最近では、2002年に日立市水木浜海岸でも発見されており、現在、日立市は、ヒカリモの発生地として国内最大級の面積を占めています。
ヒカリモの発光が見られるのは、一般に春先から6月頃までです。日立市のヒカリモは、季節により多少の濃淡はありますが、 ほぼ年間を通してみられる貴重な発生地です。ここ滑川浜のヒカリモは、現存生育地として国内最北端となります。
ヒカリモ(光藻) は、黄金色藻類に属する淡水産の単細胞植物で、黄金色に輝いて見えるのは、太陽光が細胞内のレンズ状の黄色素体に当たり、反射して見えるからです。詳しい生態はまだ解明されていません。
以前は、井戸や洞窟の湧水などのきれいな水に多く発生しましたが、開発が進み水質が悪化した近年はなかなか姿を見ることができません。現在、全国的に稀に見られる程度です。
千葉県富津市のヒカリモは、毎年、春先に見られ、国指定天然記念物に指定されています。県内では、水戸市備前町洞窟のヒカリモが水戸市の天然記念物に指定され保護されています。
ヒカリモ(光藻)
学名:Ochromonas vischeri Bourrelly
不等毛植物門 黄金色藻網 オクロモナス目 オクロモナス科
日立市