諏訪神社の石工は村越清治郎です。
この神社は翁杉と媼杉が国指定天然記念物に指定されていて、その姿が表から見ても裏から見ても何とも美しいです。
夏井諏訪神社本殿
町重要文化財 指定昭和50年2月26日
〇本殿 一間社流造。中備蟇股、組物出三斗、寛文5年 (西暦1665年)再建
〇祭神 式御名方命、下照比売命
当社の縁起によれば、光仁帝宝亀年間(奈良時代)に、 当時蝦夷と呼ばれていた東北地方の伊治村の城主砦麻呂が反逆し、国司の広純公を殺害した。またその勢いで民を殺戮し暴逆の限りを尽していた。
このため、宝亀11年5月 (西暦780年)征東使として藤原朝臣雅縄郷が任命され東奥に出伺した。そして此の地に陣をとり社壇を築き杉を植え勝敵の祈願をこめ奥地に進発し諸々の敵を破り国府につく。翌天応元年3月数度の合戦に伊沼の柵を破り賊首砦麻呂を誅して凱戦。帰京し其の後本社を造営したという。境内参道にある「おきな」「おうな」杉はその当時植えられたものと伝えられて居り国の天然記念物に指定されている。
小野町教育委員会 小野町観光協会