会津三観音の一つ鳥追観音です。
もし、バスで移動していたら時間の関係で見学できませんでしたので自動車での移動はこんな点ではメリットがありますね。
福島県指定重要文化財 如法寺観音堂(附)仁王門
昭和59年3月23日指定
所在地 耶麻郡西会津町野沢字如法寺乙3527番地
所有者 如法寺
形状桁行五間(九メートル)
入母屋造,鉄板被覆屋根(もと茅葺)
仁王門は三間一戸、単層入母屋造
広い寺域の本堂南方に建つ仏堂で、東側参道入口には仁王門を配しています。観音堂は畳敷きの内陣に須弥壇を置き、聖観音を安置した厨子が収められています。正面(惠と西面にそれぞれ唐破風の向拝をつけ、 南面には唐破風を飾って三方出入口とするなど、庶民浄土信仰の強い影響を受けた特異な構造の建物です。
三手先の深い軒組をはじめ、各部とも禅宗様の入念なつくりで、向拝軒回りや蟇股などには天地陰陽、動物、花鳥などの華麗な彫刻がなされ、内部の天井にも絵画が描かれるなど装飾性に富んだ近世初期の典型的な仏堂といえます。
この建物の主要部は17世紀初頭の手法によるものと考えられ「会津旧事雑考」などにも、慶長16年(1611)の大地震で倒壊し、同18年(1613)再建したという記録があります。
また、堂内には、木造聖観音立像ほか三軀の福島県指定重要文化財(昭和34年3月17日指定)が安置されています。
福島県教育委員会