八木札の辻 @奈良県
2014年 06月 21日
2階に上ると一部屋は6畳毎に仕切ってあるのですが、以前は宿屋だったそうす。主に伊勢参りの観光客が泊まっていたそうで、欄間には伊勢の名所が彫り込まれてありました。
そして、直ぐ近くに芭蕉の句碑があるというので行ってみました。
草臥て宿かる比や藤の花 はせ越(芭蕉)
この句は芭蕉が貞享5年(1688年)4月11日(旧暦)「笈の小文」の旅で八木町の宿に一泊した時のものである。当時の八木の宿は街道街、市場町としての性格を見せていた模様であるが芭蕉が宿泊したところも全く不明というよりないが旅籠の発展したのは八木町札の辻界隈であり今もなおその面影を留めているので、この付近であったと見て大差はないであろう。