夏休みの思ひ出 茶屋町駅
2013年 08月 30日
そしたら、鬼が、鬼が・・・。
「茶屋町の鬼」の由来
茶屋町と言えば鬼、鬼と言えば茶屋町というくらい、鬼と茶屋町とは、昔から深いかかわりがあります。
「鬼よボロボロ買い手がネェー、重箱あってもめしがネェー。」と、鬼をからかうと、鬼は高下駄をからころ鳴らし、こん棒を振り上げて追いかけて来ます。そのやり取りが面白く、稲荷神社、住吉神社の秋祭りは、いつも賑やかでした。
この風習は、茶屋町が干拓(1707年)されて、ようやく村が豊かになりかけた1800年代に始まったと想像されるので、もう200年近くは続いていることになります。
今は時勢の変化から、鬼行列や勢揃い行事に変わってきていますが、茶屋町の人々にとって、鬼祭りは郷愁でもあり、自慢でもありました。
この鬼は、吉備津神社の随神、”うら”に由来するものと言われていますが、早島町、鶴崎神社の風習が、干拓移民によって、茶屋町に伝わったのではないかと言われています。
茶屋町商工会青年部